富士フイルムメディカル 免疫反応測定装置 富士ドライケム IMMUNO AU10V
T4・TSH が1台で簡単に院内測定可能
イヌの甲状腺疾患の原因を特定するのに有効な、T4およびTSHが測定できる免疫反応測定装置。富士フイルムの先進技術を採用しており、卓上タイプの検査装置で、簡便、迅速でありながら、検査センターで使用されている測定法と良好な相関のある測定値を提供します。
富士フイルムの技術で測定感度維持と時間短縮を実現
富士フイルムの技術を組み合わせ、小さなカートリッジ内でSPR原理(*1)に基づいた蛍光測定(SPF)(*2)により、T4、TSH測定に必要な測定感度と測定時間の短縮を実現。金薄膜上の表面プラズモンによって増強された蛍光物質のみを検出することで、余分な蛍光物質を洗浄するためのB/F分離(*3)を不要とし、レーザー光強度も大幅に減少。簡単に使える、院内検査に適した分析装置です。
- *1:SPR:Surface Plasmon Resonance(表面プラズモン共鳴)
- *2:SPF:Surface Plasmon Fluorescence(表面プラズモン蛍光)
- *3:B/F分離:「抗体と結合した物質」(Bound)と、「結合しなかった遊離の物質」(Free)を分離すること。
信頼に応える高精度な検査
卓上タイプの検査装置でありながら、検査センターで使用されているCLEIA法(*1)との高い相関性を示しており、T4・TSHのいずれの項目でも高精度な検査結果を提供します。
下記のグラフはCLEIA法と比較した結果です。
- *1:CLEIA:Chemiluminescence Enzyme Immunoassay(化学発光酵素免疫測定法)
短時間測定で、すぐに結果確認
SPF(*1)技術の採用により、洗浄が不要。スタートボタンを押してから、10分以内という短時間で結果を出すことができ、素早い診断・治療をサポートします。また、T4のモニタリング結果もすぐに確認でき、その後の処置に生かすことができます。
- *1:SPF:Surface Plasmon Fluorescence(表面プラズモン蛍光)
B4サイズで、らくらく設置
卓上タイプのB4サイズだから、院内でスペースが確保できない場合でもらくらく設置。給排水設備も不要で、手軽に導入できます。
2ステップの簡単測定
試薬をセットしスタートボタンを押したら、あとは結果を待つだけの簡単測定。 QRコード(*1)による自動校正で、面倒なキャリブレーションも不要です。2ステップのシンプルな操作で、手軽に検査が行えます。
- ※富士ドライケム7000V「Z」・NX500Vシリーズなどの生化学多項目測定機とオートチップ、検体容器(富士チューブ)が共用可能。検体は、IMMUNO AU10Vと共通で使用できます。
- *1:QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
仕様 |
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